【アニメ感想】終末なにしてますか?忙しいですか?アマプラの無料配信が終わる前に視聴してもらっていいですか?【∼9/19まで】
記事サボってた所に良い作品に出会えたので雑感
- あらすじ
妖精兵器と呼ばれる少女たちと生き残った準勇者との儚くそして切ない物語。 地上を正体不明の怪物である〈獣〉たちに蹂躙され、人間を含む多くの種族が滅ぼされた後の世界。かろうじて生き残った種族は地上を離れ、浮遊大陸群(レグル・エレ)と呼ばれる空飛ぶ群島の上に暮らしていた。500年後の空の上で目覚めたヴィレム・クメシュは、守りたかったものを守れず、それどころか自分一人だけが生き残ってしまった絶望から世捨て人のような生活を送っていたが、思いもよらず始めた兵器管理の仕事の中で、ある少女たちと出会う。(公式サイト本文ママ)
- 雑にどんな話
・ 2017年4月に放送されたラノベ原作アニメ。
・人間と兵器の女の子との悲しい『ラブストーリー』。
・話が後半になるにつれて"心に来る"展開が多いが"鬱アニメ"って程ではない。
・あらすじの専門用語やら兵器やらで『バトルアニメ』っぽく見えるけど作中戦闘描写は数回しかないので、安心して心苦しくなれる『インスタント進撃の巨人』。
- 雑に話の流れ
・兵器管理の任に就く主人公
・兵器とは『黄金妖精』と呼ばれる女の子と彼女らが振る"人間の遺産の武器"の総称
・妖精兵器は消耗品であることと自爆も辞さないヒロインの心構えに主人公憤慨
・何故か『妖精兵』にしか使えないはずの"人間の遺産の武器"の心得がある主人公の指導のお陰で自爆する以上の戦果を挙げるヒロイン
・自爆しなくても魔力が消耗し過ぎたので壊れ始めるヒロイン
・明かされる主人公の過去(ヒロインが気になって話が入ってこない)
・壊れて植物人間になるヒロイン
・主人公への愛情パワーで起き上がるヒロイン
・健気に頑張るヒロイン←この辺(6,7話)からが特に面白い
・自我の崩壊に苦しむも健気に頑張るヒロイン←ここの8話以降ずっと辛い
・明かされる敵の謎(ヒロインが気になって話が入ってこない)と苦しむ主人公
・結ばれる主人公とヒロイン
・死にかけるヒロイン
・健気に頑張るヒロイン
・悲しいラスト(1話冒頭に繋がる)
- 話が進むに連れて悲恋に向かっていく2人
この作品には様々なキャラが登場する。サブヒロインの黄金妖精達、妖精兵器になる前の女の子達、主人公の親友(亜人)・同僚(亜人)・同期(人ならざる者)・上司(トカゲ)、爆乳の犬(ケモ度指数高)etc... その魅力的な人物や作中の世界観の説明にも興味深い内容が多かったが、それらを全く抜きに主人公とヒロインの関係性の発展具合だけで作品の魅力を充分に担える。
最初期、自爆で死を選ぶことも辞さない兵器として務めていたヒロインに生き残るための戦い方を教える主人公。自分の事を兵器だとせず一人の女の子として見てくれる主人公に惚れるヒロイン。
この時の2人の関係は『自身のエゴで女の子を救いたい勝手な男』と『自分を救った大人の男に憧れる少女』の恋に 発展するのか/しないのか 分からない関係だった。見てて甘酸っぱくてむず痒くなりました。
この関係が話数を重ねるごとに変質していき、
『障害や心配事減らして彼女を救いたい父のような男』と『家族や彼のために兵器として戦う少女』
『壊れていく彼女を救うために奔走する男』と『壊れていく自分と向き合いながら必死に生きる少女』
『過去や歴史や敵の正体が判明していくにつれて壊れてしまいそうな男』と『そんな彼を精神的に支えるほぼ壊れてしまった少女』
『彼女を守るために戦う兵器のような男』と『壊れてしまっても彼を救うために戦う女神のような女』
互いが互いを支え、上から下に行くにつれて依存度が高くなり、恋の進展が悲しみと共に進んでいった。
『過去を見ている男』と『今しか見ることが出来ない少女』が、互いに未来へと向かっていく偏移に悲しみ・つらみが乗算のように重なっていって「つらい」しか言えなくなっていった。
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